檜洞丸(つつじ新道)
ひのきぼらまる (つつじしんどう)

1,600m

降雨のため周回を断念。涙のリタイヤ
西丹沢で人気NO.1の山。
 
エリア 丹沢 日程日帰り 日付2002夏 天候晴れ
同行者単独 TIME(休憩除く、但し渡河作業40分含む)6時間25分
コース 西丹沢自然教室駐車場(0:05)→つつじ新道登山口(0:50)→ゴーラ沢出会(渡河作業0:40)(2:00)→テシロノ頭分岐 (0:20)→檜洞丸頂上(0:15)→テシロノ頭分岐(1:30)→ゴーラ沢出会い(0:40)→つつじ新道登山口(0:05)→西丹沢自然教室駐車場

カシミール5万分の1地形図より作成
国土地理院2万5000分の1=中川



◎西丹沢自然教室〜檜洞丸(つつじ新道)の詳細なレポートは:檜洞丸(つつじ新道・箒沢)4-4でご覧いただけます。


駐車場

国道246号線の清水橋の信号を右折して丹沢湖を目指す。なだらかに登る県道を進み、丹沢湖を過ぎ、 中川温泉から箒沢の集落に入る。国の天然記念物に指定されている箒杉を過ぎ、しばらく進むと 西丹沢自然教室に着く。ここはバスの折り返し地点にもなっている。この先は道路の幅が狭くなる。 駐車場の横に丹沢自然教室の建物があり、中にトイレと自販機がある。周りはキャンプ場やバーベキュー の人たちで直ぐ満車になるので、朝は早めに到着すること。いっぱいの場合は道路を挟んだ反対側の 空地に駐車ができる(10台〜20台位)。

山行

(写真:つつじ新道入口)
朝7時に駐車場に到着した。自然教室前の駐車場に車を停め、支度をして出発する。今日の計画はつつじ新道で檜洞丸 を目指し、帰りは犬越路から用木沢出会に下り、自然教室に戻る周回コースだ。つつじ新道へは、自然教室前の道路を 左へ進み、2,3分で道標がある入口に到着する。暗い沢に入っていき、直ぐに巻き道の尾根に出る。しばらくすると にわかに暗くなってきた。今にも雨が降りそうだ。数分進むが案の定、雨が降る出した。しばらく木の下で雨宿りをし て様子を見ていたがやみそうにない。雷も鳴っている。しょうがない。今日は中止だ。決断して今来た道を戻る。 登山口のある道路の直前まで戻ってくると、中年の3人のグループが木陰の下で雨宿りをしていた。その内の女性が 「お疲れ様」と声を掛けてきた。一瞬考えてしまった。こんな朝早くに山を下って来たと思って言ったのか、雨の中 を戻ってきたのでそれで声を掛けてきたのか判らなかったので、曖昧に「こんにちは」と返した。
車に戻るころには本降りになってきた。車内に入り、今日の昼食用に買って来たサンドイッチとお稲荷さんを食べた。 朝が早かったので、しばらく横になっていたらいつの間にか寝てしまった。外は車の屋根をたたく雨の音と雷が鳴っていた。 どの位寝たのか、暑くて目が覚めた。外を見ると雨は止み、青空が出ている。それもお日様がガンガン照っているではないか。 帰らなくて良かったと思ったが、時計を見ると10時半だ。これから出発すると夕方5時位に戻ることになる。しばらく 考えたが、せっかく来たのだからと計画を強行した。
先ほどの所を過ぎ、先へ進む。さっきまで出ていたお日様は見えなくなり、また曇ってきた。しばらくしてゴーラ沢出会 に到着する。すると、男性3人と女性3人の6人が沢に大きな石を入れて、渡河を試みている。見ると朝の豪雨で増水 し、沢が渡れないのだ。「私も手伝うので、渡らせてください」といって、大きな石を沢に投げ入れ作業に参加した。 30分位して何とか飛び石を伝って沢を渡ることができた。ここで判ったのだが、男女6人のグループと思っていたのは 間違いで、男女3人づつの別グループであった。
自分は時間が気になり焦っていたので、先を急ぐことにした。男性3人は休憩に入り、女性3人は自分について先へ進む。 ゴーラ沢出会横のコンクリートの階段前も、増水してかなり流れが速い。ここは大岩がいくつもあるので、それを伝って 沢を渡る。その間女性グループと話をしたが、これからもう少したつと、上流からの水によりもっと沢が増水し、帰りは 渡れなくなるのではないかと心配だと。地図を見ながら自分は犬越路へ回るつもりだと話した。その間先ほどの男性3人 も一緒になり、帰りは箒沢方面から下ったらどうかとの案も出たが、地図を見る限り沢があるので、どちらが安全か判断が できないということで、それぞれが自己責任で進むことになった。
自分は当初の計画よりかなりの遅れがあり、距離的にも夕方遅くに戻ることになるので、とにかく飛ばした。そして案の定、バテる。 かなりの急登をオーバーペースで登ったので当たり前だ。そのうち雨がまた降ってきた。レインウエアの上下を着る。 途中の休憩も立ったままだ。息も絶え絶えの状態で展望遠地を過ぎ、階段と木道をたどりなんとか檜洞丸に到着。 もともと展望が無い上に周りは雲の中のような状況。ここで犬越路はあきらめ、戻ることを決断。先ほどのゴーラ沢の渡河 が心配であったが、未知の箒沢へ下るのは恐いので、ピストンを選択。雨の中、足元に注意しひたすら下る。途中で 先ほどの女性3人と男性3人のグループとすれ違う。かなりゆっくり登っている様子だ。 「もう戻ってきたのですか」と驚いている。「自分は同じコースを戻ることにしました」と答えて先を急いだ。 ゴーラ沢は朝と同じ程度の増水で、大きな石伝いに渡河し、事なきを得た。後は緩やかな尾根道を駐車場まで下るだけだ。 今回は反省材料がいくつもあった。これからの山行に役立つ貴重な経験だった。



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