仏果山・高取山・経ヶ岳
ぶっかさん ・ たかとりやま ・ きょうがたけ

747.1m ・ 705m ・ 633.1m

3年半振りに訪れた、仏果山。
尾根づたいは思わぬ雪がありアイゼンをつけた。
今回は、少し足を伸ばし経ヶ岳へも回ってみた。

  
エリア 東丹沢 日程日帰り 日付2005年1月30日 天候晴れ
同行者単独 TIME(休憩含む)6時間35分
コース 大棚沢駐車場登山口(7:40)→宮ヶ瀬越(8:36)→高取山(9:00)→宮ヶ瀬越(9:27)→仏果山(9:54) →半原越(11:27)→経ヶ岳(11:47)(昼食休憩)(12:33)→半原越(12:51)→土山峠分岐(13:11)→土山峠(13:45) →大棚沢駐車場登山口(14:15)

カシミール5万分の1地形図より作成
国土地理院2万5000分の1=大山


駐車場

国道246号線の県立病院前の信号を右折して、飯山温泉方面へ向う県道60号線に入る。 そのまま道なりに進み、飯山温泉を抜け、尾崎の信号を経由して宮ヶ瀬湖を目指す。 上村橋を渡って30mほど先の左側に駐車場はある。湖畔沿いの道で最初に出てきた駐車場。 一杯であってもドライブ途中の休憩が多く、しばらくすれば空く。

今年初めての山行。前から経ヶ岳へは一回行ってみたかったが、ここだけ登るのでは面白くないので、 仏果山から尾根伝いに経ヶ岳を回って戻るコースとした。
駐車場へは7時30分に到着。冬の朝は遅く、周りの山に遮られ日差しがない。



登山口

7時40分。駐車場から2分ほど、戻った先のバス停が登山口だ。
バス停横から登っていく。この時点では下からも雪は見えなかった。


   
   
8時11分。登り口から900mほど来た所(宮ヶ瀬越の分岐まで900m)の日が当たらない場所では 結構雪が残っている。頂上に通じる尾根には陽が当たるので雪は無いと思って進んだ。    


   
   
8時17分。先へ行った陽が当たる所には雪は無い。    


   
   
8時36分。宮ヶ瀬越に到着。雪はだいぶ前に降ったもので、夜に凍ってつるつる状態の場所が 数箇所あったが、持っている簡易アイゼンは着けずになんとか登ってきた。
こんな低山でも鹿の足跡が雪の中にいくつもあった。鹿も登山道が歩きやすいので、使っているのかと 思うと、可笑しくなる。
この宮ヶ瀬越を右に行けば仏果山だが、予定通り先に左にある高取山に向かう。
ここは雪がかなり残っている。尾根道だから雪は無いと思って、先へ進むが一面銀世界のようになっている。 登山道は凍ってつるつる状態で危険なので、ここで簡易アイゼンを着けた(今日はいらないと思っていたが)。
途中、高取山の道標に従い頂上を目指す。    


   
   
9時00分。高取山の展望塔が見える位置に、写真の道標があった。この道標は変わっている。 それは、頂上が目視できる場所に立っているのだ。それに距離表示が50メートル単位だ。
今までいろいろな道標を見てきたが、50m単位の道標は初めてだ。    

   

高取山

9時01分。高取山頂上に到着。ここまで宮ヶ瀬越からは単独行の二人とすれちがっただけ。さすが 冬場は人が少ない。
高取山にも、これから行く仏果山と同じに高さ13mの展望塔が建っている。 冬場は見通しが効くので登ってみた。    

     
宮が瀬湖を望む   
 天気が良く、展望は最高。宮ヶ瀬湖をはさんで丹沢の主だった山々が見える。    
   

展望台の天辺には、あまり正確ではないが見える山々の位置を示した、案内板が設置されている。
写真左から、大山、丹沢山、その前に丹沢三峰(西峰・中峰・東峰)、蛭ヶ岳、袖平山、黍殻山、焼山が望める。    


   
   
9時27分。高取山から宮ヶ瀬越に戻ってきた。先ほど右下から登ってきた。
これから仏果山に向かって登る。    


   
   
高取山と違いこちらは、途中から岩が露出しロープや鎖場がある急登を登る。
  


   

仏果山

9時54分。仏果山山頂に到着。頂上には誰も居ない。高取山とまったく同じと思われる展望等が建っているので 登ってみた。眺めはほとんど同じだが、こちらは案内図が無い。やはり景色を見るための設備なのだから、 せめて見える山々の案内図くらい設置して欲しいものだ。(高取山の図があまりにも大雑把なので、もっと 詳しい図があると期待して登ったので、余計にがっかりした)    

   
   
10時13分仏果山を後にして経ヶ岳へ向かう。
10時21分。馬渡分岐を通過。ここを左に3.2kmで馬渡バス停、尾根伝いに半原越まで2.1kmとある。 その横には登山道狭しの表示。表示に従い半原越を目指す。    


   
   
(左)注意書にあった狭い尾根道。大山三峰のようだと感じた。
(右)10時30分。しばらく進むと、少し広くなってきた。この辺までくると、残雪はあっても アイゼンが必要なほど雪は残っていない。外すの面倒なのと、再び必要になったときに面倒なので、 アイゼンをしたまま歩いて行く。
   


   
   
10時41分。何人もの笑い声や話し声が聞こえてきた。団体が休憩しているのかと思ったが、 良く見ると案内板の付け替え作業中であった。県の職員ではなく地元の山岳会の男女10人くらいの グループだ。地図で言うとポイント640の地点だ。
地図では仏果山から真っ直ぐ進むと半原越に到着すると思っていたが、ここで90度コースは右折し、尾根の下りになる。
後で地図を見てみると、確かに90度右に曲がっている。それも後1回右折があることが分かる。    


   
   
10時55分に2回目の右折を過ぎ、11時02分土山峠への分岐に到着。帰りはここから下って土山峠に向かうが、 今は経ヶ岳を目指して半原越方面へ進む。ここまでは640地点から下りの尾根道であったが、ここからは 平坦な尾根道を進む。    


   
   
気持ちの良い尾根。    


   
   
11時19分。リッチランドへの分岐を通過。
リッチランドは帰りに立ち寄り湯で寄る計画だ。    


   
   
(左)11時27分。鹿策をくぐり半原越に到着。半原越は林道との合流地点だ。滑る階段を下って舗装された 林道に出る。
(右)出た先の林道は他の林道(ゲートが見える)との分岐点になっており、ちょっとした広場になっている。 車が数台駐車できるスペースがある。  


   
   
(左)広場の横に案内板がある。
(右)案内板の右横に道標があり、舗装された林道を右に進むと坂尻とあり、道標前の尾根を登ると、 経ヶ岳と示されている。  


   
   
11時28分。道標に従い経ヶ岳へ。
結構のぼりばかりのコースだ。  


   
   
11時45分。経ヶ岳頂上の直ぐ手前にある「経石」
この案内には、弘法大師がこの大岩に経文を収めたことから経石。また経石がある山なので 経ヶ岳と呼ばれると書いてある。  


   

経ヶ岳

(左)11時47分。経ヶ岳山頂に到着。19分で到着した。あっけない感じだ。
(右)頂上にはベンチが二つあり、それぞれ男女3人ずつが座っていた。女性は3人グループで男性は単独行 が3人の様子。ここでベンチの空きを見つけて昼食をとる。ガスで湯をわかし、ラーメンとお稲荷さんをいただく。 おばさんがうらやましそうに見ていた。仲間内で小声で、あんなのがあるといいわねと言っていた。
自分が食事をしている間に、先客の6人は出発し、一人でゆったりお日様を浴びながら休憩した。  


   
   
12時33分。経ヶ岳を出発。これから帰路につく。土山峠分岐までは、来た道を戻る。
途中で見えた山(仏果山にしては近いな。640地点か)。  


   
   
13時11分。土山峠分岐に到着。ここを左折する。
ここからはひたすら下りになる。  


   
   
途中のコースの様子。岩や石も無く足や膝に優しい道だ。傾斜もゆるく 散歩道のような道を下る。途中途中に道標があり、整備された気持ちの良い道。
土山峠到着の直前で、コースが広くて真っ直ぐな道から、右にある狭い道入らなければならないが、 直前にある道標に従えば迷うことはない。  


   
   
13時45分。一般道路に出た。ここが土山峠だ。
道路に出て振り返った、コース出口。
直ぐ横には土山峠バス停がある。  


   
   
ここからは、一般道路脇の道路を駐車場まで歩く。途中に橋をいくつも越えていくが、橋の上には 多くの釣り人が竿をたれていた。歩きにくい。人数にするとかなりの数だ。道路端に車を停めている人もいて、あまり 良い感じではない。  


   
   
14時15分。駐車場に到着。お疲れ様でした。  


   

立寄り湯

【リッチランド】神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷
入浴料650円、11時から21時(平日20時)、火曜日定休、Pあり、0463(95)1502
大棚沢駐車場から厚木方面へ2kmほど戻り、案内がでているので標識に従って左折する。道なりに数キロ走った先に リッチランドの看板と建物が見えてくる。建物前の道路を挟んで舗装された広い駐車場がある。
階段を登ってリッチランドの建物に入る。一般の住宅を使っているような感じの建物だ。受付で入浴料金 を払うと、無料で貸ロッカーの鍵を貸してくれる。(なお、入浴料は650円だが、休憩所を使うと700円だ) いったん建物の裏から出て前の林道を横切り、その先に露天風呂がある。
露天風呂は周山と名付けられており、立派なたたずまいだ。玄関の上がり口も広く、脱衣場も広い。 湯船は3つある。すでに先客グループ3人が入っていた。20代の若者だ。ビールを飲みながらおしゃべりしている。 気持ちよさそうだ。 洗い場の蛇口は3つのみで、少し狭い。露天風呂なので、三方を囲ったスペースに設置されている。 お湯は3つある湯船の一番高いところから出ており、湯船は高さが少しずつ下がっているので、お湯も下に 流れていく。よって下に行けば行くほど湯はぬるくなる。 森が見え雰囲気の良い静かな露天風呂だ。  




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