三ノ塔・よもぎ平
さんのとう ・ よもぎだいら

1,205.2m ・ 970m

エアリアやガイドブックにもなぜか載っていないよもぎ平。
最近は訪れる人も多く、踏み跡もしっかりしている。
 
エリア 丹沢 日程日帰り 日付2004.6.5 天候晴れ
同行者単独 TIME(休憩含む)5時間12分
コース 自宅出発(6:00)→菩提峠駐車場(8:00)→富士見橋(8:09)→BOSCOキャンプ場(8:27)→よもぎ尾根登り口 (8:33)→よもぎ尾根(9:34)→三ノ塔直登分岐(9:56)→水沢林道(10:32)→表尾根(10:57)→三ノ塔(11:03)→水沢林道(10:32) 休憩・出発(12:06)→二ノ塔(12:19)→水沢林道(13:02)→菩提峠駐車場(13:12)

カシミール5万分の1地形図より作成
国土地理院2万5000分の1=大山


駐車場

国道246号線からヤビツ峠の標識に従って右折し、県道秦野清川線に入ったら道なりに進む。 進むに従い標高が高くなり、道幅も狭くなる。バス停のあるヤビツ峠から、そのまま札掛方面に走行し、 富士見橋で左折し、しばらく進むと林道の広場が駐車場。
土曜日は車が多く、道が込む。途中で蓑毛行きのバスを追い抜いたが、登山者は4,5人乗車していた。 グループで来た人たちはタクシーで行く。そのほうが便利で安くいける。 8時到着。当日は快晴で後ろには大山が良く見える。眺めが期待できる。


登山口を目指し林道歩き


今日は地図には載っていないよもぎ平から三ノ塔を目指す。よもぎ平は、秦野清川線(丹沢林道)を歩き、 諸戸にあるBOSCOキャンプ場から入る。
今来た道を歩いて戻る。5分程で三ノ塔への登山口があるが、今回は富士見橋を目指し通過する。 案内の標識が新しくなっている。


(左)8時09分。富士見山荘に出る。ここを左に秦野清川線を歩く。
(右)8時10分。護摩屋敷の水場。車が止まっている。このような水場はどこの水場でも多くの人が水を汲んでいる姿を見る。 それも大きな焼酎の空きボトルで何本も汲んでいる。いったい何に使っているのだろう?



8時27分。BOSCOキャンプ場に到着。綺麗なキャンプ場だ。中に入るが利用客もキャンプ場の人も誰もいない。 入口に係りに声を掛けてと書いてあるが、そのまま進む。
場内の案内図で三ノ塔登山口を確認する。場内を先に進み川を渡って、道なりに大きく左に曲がっている 道を進むと右に標識があった。


8時33分。ここから入っていく。
よく手入れがされている尾根をジグザグに登っていく。
道標はないが、踏み跡が濃く迷うことはない。


(左)緩やかな尾根を登っていく。地図にルートは載っていないので2万5千分の1地形図を見て登ったが、 必要はなかった。
(右)9時09分。一つ目の鹿柵を越える。



(左)9時26分。二つ目の鹿柵を越え、ブナ林の中進む。ここまで来るとブナの中のいい雰囲気の尾根になる。
(右)直ぐに手作りのテーブルがある。



(左)9時34分。970m地点のよもぎ平に到着だ。右の消えかかった案内にはBOSCOオートキャンプ場40分と読める。 このピークで登山道は大きく左に曲がっている。
(右)初めて出会った手作りの道標。左三ノ塔1時間、右札掛40分とある。


よもぎ平全景



(左)9時45分。ここからは緩やかな下りになる。しばらく進み、細い鞍部にさしかかる。
よもぎ平で一番雰囲気の良い場所だ。時間があればここでゆっくりしたい。
(右)後ろを振り返ったところ。


右手の鹿柵越しには、長尾尾根がみえる。
天気は最高。



鞍部を過ぎて、地図では尾根の取口付近にいる。このまま尾根に乗るはずだ。そして真っ直ぐ登って三ノ塔に出る。 手製の標識も出てきた。
写真でも分かるが下草が生えてきて踏み跡が標識の指す方面に見えない。その横には細いがしっかりした踏み跡が続いている。 尾根を左に巻くように先へ続いているので、これに従い進んでみる。標高差はほとんど稼がない。そのうち登りになると 期待して進むがこれが間違い。
本当はコース図に示したピンクのコースを進みたかった。


今にも崩れそうな尾根道。通行できるように人の手が入っているが、 しっかりとした仕事ではない。人ひとりがやっと通過できる幅しかない。
尾根を大きく巻いて進む。標高はほとんど稼がない。


途中で甲高い声が響き渡った。見上げると尾根の上に鹿がいる。 仲間への警戒警報を発したようだ。
途中枯れ沢を2つ越えるが、越えた先の踏み跡が分かりにくく、今にも崩壊しそうな斜面に張り付いた巻き道をゆっくり進む。
(左)大山越しにみえる風景。良い天気だ。


10時32分。突然右側の斜面が無くなり視界が開ける。林道の終点に出た。出口にペットボトルが目印として木にくくりつけてある
ここへ入る時の目印のようだ。


水沢林道の屈曲点に出る。この先で林道は終わり。崩壊地の作業用として使用した林道のようだ
地形図で確認すると930mの鞍部から30分歩いて、1,010mと80mしか高度を稼いでいない。
林道右手の斜面に踏み跡がある。ここは林道を進まず、急斜面を登っていく。


10時36分。斜面に上がってみると草が生えていない、はっきりとした踏み跡がある。これを登る。



10時41分。しばらく登ると、崩壊地に出る。踏み跡は崩壊地の土止めの堰堤にぶつかり、斜面に沿って右に登っている。
地形図ではこの崩壊地の先が三ノ塔だが、斜面に沿って右折し急坂だがここを登っていく。


しばらくカヤトの中を進み、しばらく先で細い登山道に出た。表尾根は近い。
ここまで来るとしっかりした道になっている。
後で考えると、この細い道は本来登ってくるはずの、よもぎ平から続いている尾根道と思える。


表尾根に出る直前に長尾尾根越に三峰が見える。



(左)10時57分。お地蔵さんの前に出る。表尾根だ。
(右)ここを左に行けば三の塔、右は烏尾根だ。



富士山と烏尾根山荘



11時02分。しばらく進むと、三ノ塔に到着。



大山
朝から今まで、ずっと見えていた。


三ノ塔頂上から見た富士山



丹沢の山々360°の大パノラマだ。富士山の奥には南アルプスも見える。



反対側の大山方面には江ノ島、相模湾も見える。
空にはハンググライダーが3,4機飛んでいる。のどかな一日。


お湯を湧かし、昼飯とって大休憩。
12時06分。下山開始。
(右)三ノ塔尾根への分岐(戸川)
真っ直ぐ(ヤビツ)方面へ下る。


よい天気の表尾根を下る。


12時20分。二ノ塔に到着。



さらにヤビツ方面へ下る。



13時02分。水沢林道に出る。この林道はよもぎ平から間違って出た林道だ。
ここを横切り真っ直ぐ下れば、朝通過した、三ノ塔尾根登山口に出る。
今回はショートカットにもなるので、ここを右に林道を進むこととした。


13時12分。800m進み、まもなく菩提峠駐車場に到着。
本日はコースを一部ロストしたが天気に恵まれた良い一日であった。
次回は間違えたコースを再確認したい。


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