塔ノ岳(大倉尾根)
とうのだけ (おおくらおね)

1,490.9m

山行は強い意思と体力が必要と、改めて思い知らされた。
行けたら行こうと考え登ったら、案の定
酷暑とペース配分を誤り途中でコース変更。
 
エリア 丹沢 日程日帰り 日付2003年7月 天候晴れ
同行者単独 TIME(休憩を除く)4時間15分
コース 大倉駐車場(1:30)→堀山(0:10)→小草平(0:20)→天神尾根分岐(Uターン)(0:10)→小草平 (0:45)→二俣(1:05)→国定公園表示板(0:15)→大倉駐車場

カシミール5万分の1地形図より作成
国土地理院2万5000分の1=大山、秦野


駐車場

国道246号線を大倉方面へ右折する。道なりに走り大倉入口の信号を左折する。緩やかな登り道を走り、 大倉バス停の先、秦野戸川公園の案内板の所を右折し、駐車場へ。一帯は戸川公園として整備され、 レストハウスや売店が充実する。駐車料金は平日無料、土・日・祝日の8時30分から17時が有料となり、 普通車2時間以内310円、2時間以上は520円。また、7月1日から8月31日は毎日有料。
当日は8時半過ぎに到着したので、ほとんど駐車場は空いていたが、帰りには駐車待ちの車が数台並んでいた。

山行

いつも山に行くときは、事前に日程を決めておき、駐車場、登山コース入口、コースの状況など調べておくの が通例だ。今回は急に前日に思い立ち、来てしまった。初めての場所に行くときは入念に調べるが、何もしていないので 絶対に迷わないコースとしてバカ尾根を選択した。それに真夏のバカ尾根を歩けば体力がまだあると自信がつくと 考えた。結果は×。
当日は酷暑であった。入り方を間違わないようにゆっくり入ったのだが、途中で年配者や子供づれと合流すると、 一人で歩きたい一心で、ハイペースで追い抜き、間隔を維持して歩いた。やっぱりと言おうか、案の定途中で ばてばてになる。真夏のバカ尾根は登らないほうが懸命のようだ。行けたら行こうと考えていた消極的な気持ちも 災いして、途中の天神尾根分岐でUターンした。やはり明確な目標と強し意志がないと山は登れない。
帰りはそのまま同じコースを採るのはイヤなので、堀山の家から道を分け、二俣へ下った。あまり道標は無いコースだ。 テープをたどり慎重に下っていく。二俣に出る直前で杉林の切り出し作業が行われているらしく、切った杉を運ぶ為の 簡易ロープウエイが張られていた。これにより、コースが中断されており、途中でコースを見失ってしまった。 二俣直前であり方向はわかっていたので、踏み後の無い杉林の中を黙々と進む。踏み後のない尾根を下るのは 結構勇気が必要だ。靴も土にとられ歩きにくい。そして程なく二俣に出た。
二俣では、沢の水で顔と手を洗い一息入れ、これからの林道歩きに備えていると、直ぐ横では二俣まで車で来ていた 同年輩の男性が体を拭いて帰り支度をしている。ここからあと1時間半の林道歩きがとてもつらいものに思える。 気を取り直して出発する。しばらく歩いていると、後ろから砂利を飛ばしながら車が来るのが分かる。さっきの レガシーの男性だ。道をよけると、横にとまり「良かったらどうぞ」と言ってくれた。今日の暑さでばてているので ご好意に甘えて乗せてもらう。どこまでかと聞かれたので、大倉分岐の国定公園表示板の前で降ろしてもらった。 名前を聞くのを忘れてしまった。その節はお世話になりました。
大倉を目指し左の道に入る。とても臭い養豚場の横を抜け、風の吊橋を目印に大倉へ戻る。住宅が見えてきたら 程なく駐車場に到着。反省やら教訓が沢山あった一日であった。


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