一つのことをはじめると、
それに関連して「色々な出会い」がある。

関わる度合に応じて、出会いの裾野が広がっていく。
知識も経験も深まって、いつかは趣味の世界に到達する。

趣味ってなに?

生活の糧ではなく、
かつ、そのためにはお金に糸目をつけないこと・・・かな。

じゃ、山行は趣味にならないね。
だってお金がないからね


  


高度計   GPS   晴れ男  
  ひざ痛   ストック  
カシミール   車中泊   地図  




 ■高度計



山行で、現在地点が標高何メートルか判ったら、すごく便利だろうなといつも思う。 特に地図読みをしていて、判断材料の一つに高度という要素が加われば、かなり正確な位置が把握できる。 あと、単純に何メートル登ったかが判れば、歩いていても目安にもなり、楽しく歩けると思う。
市販されている高度計の原理は知っている。100%正確ではないが、持っていて損はないと思う。 幾つか見たが、携帯するにはカシオのプロトレックが個人的には一番気に入った。でもデカイ、値段も高い。まだ使っていない。
最近、カシオのプロトレックに従来より小さいタイプが発売された。これなら普段街中で使っても違和感はない。 小さくなった分、標高のグラフ表示など一部機能が落ちている。しかし、基本的な機能は従来のプロトレックと同じである。 デザインも従来のものより洒落ているし、なんといっても値段が安い。一般量販店でも2万円程度で手に入る。早速購入した。 一番楽しみにしていたのが高度計。原理は判っているので、標高がはっきりしている場所で、補正をして使用する。補正をすれば かなり正確な標高を示すと思ったが、自分の期待していたレベルよりは誤差が大きい。なまじっか、標高が判るだけに混乱する。 2万5千分の1地形図を見ているとき、標高も地図読みの要素に加えるため、本来なら現在地点の把握が格段によくなると 期待したが甘かったようだ。自分が使用した時は実際の高度より低めに出た。地図上ではこのへんだろうと思って、高度計を見ると まだだとなる。しかし実際は地図読みの方が正確であった。ガッカリ。その後はあまり標高は見なくなってしまった。期待が 大きかったので、失望も大きい。



 ■GPS



≪GPSへのあこがれ≫
GPSを購入しました。ずいぶん前から購入するか悩んでいましたがついに購入しました。今まで悩んでいたのは GPS端末の値段が高かった(GPSMAP60−CSX日本語版の地形図10m付きは14万円以上)ことと、昭文社の山と 高原地図に掲載されているルートをメインで歩いている今の自分の山歩きスタイルには無用の長物でした。
それでも次の理由でGPSがあればと常々思っていました。その1.GPSがあれば緯度経度から地図上の現在位置 が一目瞭然となるのではないか。その2.2万5千分の1地形図に示された登山ルートを歩いてみると実際と違う場合が 結構あり、GPSの軌跡ログから歩いたルートをカシミールで地図におとして確認したい。その3.過去に意図的に ルートを外れ歩いた時、地図読みが未熟で現在地点が分からなくなり難儀した経験から、万一の場合に確かな地点まで 戻れたらどんなに心強いだろう。その4.歩いていて目的地までの方向と距離がわかれば、精神的に余裕を持って 歩けるだろう。・・・これらの願望を満足できると考えついに購入しました。

<GPSに求めるもの>
改めて自分にとってGPSを持つ目的を整理すると、1.最大の目的はログの取得です。カシミールを使って歩いたルートを 地図上に描きたい。2.次は迷った時のトラックバックで確実に明確な地点に戻りたい。3.最後は現在地点の緯度経度 を把握し地図読みの補助として活用したい。この三つに集約できます。
当初はGPSに地図が搭載できなければ利用価値が無いのではと単純に考えていましたが、前述したように自分の 目的を整理して考えると地図が表示されなくとも問題はありません。たとえ地図が搭載されたGPSを持っていても、 小さな画面に表示される地形図では山域の俯瞰がしにくく、地図自体も見づらそうです。また、樹林帯の中や谷筋など 地形によっては衛星を測位できず、その場合は使用できません。さらに、万一電池切れになればまったくのお手上げに なります。よって紙地図は絶対に持つ必要があるということです。GPSは万能ではありません。やはり紙地図とコンパス による読図が基本でGPSは読図の補助、というより山歩きにおける楽しみのプラスアルファ、言い換えればおもちゃ 程度に考えたほうが良いようです。

≪GPS選定理由≫

何を購入するかは、自分の目的(要件)がはっきりしているので直ぐにきまりました。一番シンプルな機種(英語版)を 購入しました。その最大の決め手は、高額な機種も廉価な機種もGPS本来の機能に大差はないということと、ログが 1万ポイント記録ができるので10秒に1回ログを取得しても27時間可能であり、自分の山歩きには十分であること。 もちろんカシミールとの連携に問題がない機種です。さらに本体の電源は乾電池式で、万一の電池切れへの対応が簡単 なのも決め手の大きな要因です。そして最大の理由は安価なことです。GPS素人としての入門機としては最適な一台だと 思います。

機種名:Foretrex101  ¥16,100.(送料・税込購入額)
重さ:94g(単四乾電池2本入り)  本体サイズ:8.38cm×4.32cm×2.3cm
LCDサイズ:3.81cm×2.28cm  解析度:64×100(pixel)
1.5VDC単四乾電池2本で連続15時間稼働  アクティブトラックログ:10,000ポイント
登録可能ポイント数:500ポイント  登録可能ルート数:20
電子コンパス:無  気圧高度計:無  PCケーブル:別売り

≪GPSを購入してみて≫
ネットのキャンペーンで安く購入しました。しかし、この機種は本体を安く購入できても、パソコン用ケーブルは別売りで 1,800円です。さらにこのケーブルはRS232Cポート専用で、自分のノートパソコンはUSB接続なので、加えて RC232Cポート用の変換ケーブルを別途購入しなければならないのです。そしてこれが値段が高く3,800円で 合計5,500円にもなりました。パソコンと連携することが最大の目的ですので、まさにやむを得ないということです。

写真左:別売りのPCケーブルです。RS232Cポート用です。1,800円
写真右:別途購入したUSB変換用ケーブルです。3,800円

この機種は英語表示です。同様のスペックで日本語表示機種もありますが、値段が高いので英語版を購入しました。 英語版といっても日本語の取扱説明書が付いているので、使用には問題がないと判断しました。
早速箱から出してみると、大きさとデザイン、カラーはまあまあといったところです。ゴムバンドで腕につける方式なので、 ザックの肩ベルトあたりに付けるには良さそうです。乾電池を入れるために電池ふたを開けましたが、作りが硬く力が 要ります。made in japanではあまりお目にかからない作りです。また、本体横のケーブルジャック差し込み口のゴムキャップ の作りが雑で、ぴったりとフィットしませんがゴムキャップができなくても特に問題はないようです。ベルトはゴム編みなので 夏場は汗で痛みそうな感じです。予備の替えは必須のようです。液晶画面文字のドット数は粗く、使用には問題ありませんが、 ちょっと古臭く感じます。必要がないので当然カラー液晶ではありません。とまあ気になったことを書いてみましたが、 全体的には良い買い物をしたと満足しています。

≪GPSの初期設定≫
さっそく初期設定を行ってみます。地域を日本に指定(これで時計表示が日本時間になります)。磁北と真北の設定(磁北を 選択します)。メートルとマイルの設定(当然メートルを選択します)。地図測地系の設定(WSG84世界測地系を選択します)。 ・・・表示は英語ですが日本語の取扱説明書が付いているので難なくできました。このGPSは測位を開始するための操作が 不要(スイッチがない)で、電源を入れることにより測位が開始されます。部屋の中では衛星を捕捉できず測位できませんでした。 ベランダに出て数分間放置しておくと衛星を4つ捕捉しました。受信状態は良好で、誤差の範囲も若干で本番での利用が 楽しみです。

≪GPSを使ってみる≫

これから山で使う前に一通りの操作をマスターします。取扱説明書はありますが、このように使うためにはこの操作を行えば 良いというようなハウツー的なマニュアルはないので、自分でどのように使うかを考え、実際に操作してみて目的の ことができるか実験です。とにかくまずは使ってみることが一番です。

(トラックログの取得)
家の外に出ると1,2分で衛星を4つ測位しました。早速ログの取得を行うため近所を歩きます。町中の道路上では衛星をほぼ 4つ捕捉できています。商店街のアーケード下を歩くと捕捉衛星は2個になったりします。付近を一周してログの取得が 終了しました。

(パソコンセットアップ)
GPSからログを移すためには、パソコン側の操作が必要です。このGPSはRS232C用の専用ケーブルは別売りで用意 されていますが、自分のパソコンはノートパソコンでUSB端子しかなくRS232Cポートはありません。USB接続するには さらにRS232C変換ケーブルを別途購入しました。この変換ケーブルをパソコンに接続するには、ケーブルに付属している ドライバー(CDで提供)をインストールします。インストール操作は英語でしたが、悩む間もなく無事終了しました。そして、 ケーブルとGPSを接続しカシミールを立ち上げ、ログのダウンロード開始です。
・・・操作をするもパソコンがGPSを認識できません。エラーです。うーん、いろいろカシミールの設定を変えて行っても 同じです。何が悪いのでしょうか。もう一度ドライバーのインストールからやり直しても結果は同じでした。念のためケーブル を外し、もう一度接続しなおして実行してみると大成功です。単に専用ケーブルとRS232C変換用ケーブルの接続が 甘かったためでした。しかし、これはビスで止めることはできず、単にケーブル同士を差し込むだけなので接続不良に注意が 必要です。

(ログから軌跡の表示)
カシミールにログを取り込むときれいにルートが地図上に表示されました。ここでは、アクティブログをダウンロード してみました。アクティブログをいったん確定させてからダウンロードするのかどうか分からなかったので、とにかくポイント数の 多いアクティブログを落としてみました。これで一番やりたかったログから軌跡を表示することはできました。

(トラックバック)
次は一番期待している道迷いでのトラックバック機能の操作です。これをマスターしていれば鬼に金棒です。積極的に迷子に なれます。ここでの一番の目的は実際のルートに対してGPSの表示(矢印)の精度と機器の特性を把握することです。 今回は最寄り駅から家までのトラックログに基づき、家から駅までトラックバックを行ってみます。まっすぐ進む道ではだいたい そのとおりに矢印は表示します。左折する場所では数メートル前に来ると矢印が左方向に湾曲します。ルートに対してどのように 表示されるのか特性を把握します。カーナビに比べる由もありませんが、方向は進むべき先を間違いなく指し示しています。 次に故意にオーバーランをして角を左へ曲がらず先へ進んでみると、本来曲がる角の地点から行き過ぎた直ぐの場所では、まだ矢印は 左を指していますが、無視してまっすぐ進むと数メートルほどで警告メッセージが表示されバックライトが点灯し、ブザーが 一瞬鳴ります。そして矢印は真後ろを指します。このときメッセージは数秒間表示されますが、小さな英語文字を読む前に 消えてしまい何と表示されているのか分かりませんが、方位が誤っていると出ていたのかもしれません。バックライトが点くので 夜間でも使えそうです。ここで真後ろへの矢印表示に従い、数メートル戻ると次に矢印は本来行くべき右を指しておりそれに 従います。期待どおりの表示動作でまずは満足です。なお、町中の道を使って確認しましたので、四つ角を左折するとき、 矢印は時計の10時から11時付近を指していても、実際の四つ角は左9時方向にしか行けませんから問題はありませんが、 山の尾根上では、この微妙な矢印の指し示す方向と、本来進むべき方向のズレ(曖昧さ)が必ず出そうです。この場合はとりあえず 矢印の指し示す10時の方向へ進んでみて、数メートル進むとさらに左方向を示します(左への角度が少なかったため)。 矢印に従いさらに左へ進むと、今度は曲がり過ぎになり、逆の右方向2時あたりを指し示すのでルートを右側へ修正します。 これをある程度繰り返して方向が定まるものと判断しました(蛇が進むような感じです)。山中のルートがない場所では まったく同じ場所を通過することは難しいですが、必ずスタート地点(または任意の元の場所)にたどり着くと思いました。

(ポイント登録)
地図で緯度経度を調べ、ポイント登録をしてさっそく山で使ってみました。目的地への方向が矢印で指し示され、補助情報として 目的地と進行方向の角度や移動スピードなどが表示されますが、やはり一番便利なのは目的地までの直線距離です。ルートに 沿った曲線の距離ではなく、また標高を考慮した移動距離ではありませんが、目的地までの距離数値がだんだん減っていくのが 目で実感でき、辛い登りでは励みにもなり重宝しました。なお、樹林帯で衛星を捕捉できなくなると警告メッセージが出力され、 移動しながらでも画面で補足状況を確認できるのは腕時計型のメリットです。

帰宅後さっそくカシミールで歩いたルートを地図上に表示しました。登り口までの畑の中をどう歩いたかなど改めて ルートを見られ期待どおりの結果に満足しました。

基本機能と操作確認は終了です。次は利用を重ね慣れることです。




 ■晴れ男



良く雨男、雨女ということを聞く。個人的にはそんなものはなく、単に確率の問題だと思っている。
日本は雨の多い国であり、3日に1回は雨が降る。(そんなに降るの?逆に見ると3日に2日は雨が降らない。 即ち67%は晴れか雲で雨は降らない。そう考えると納得する)。
今まで丹沢に行って、雨に降られたのは1回とガスが1回だけ。あとは晴れか曇り。 晴れ男?いえいえい違います。単に雨が降る(降りそう)なときは丹沢に行かないだけ。
これって単独行だからできるメリットの一つと思っている。



 ■ひざ痛



今考えると、山に行くようになった最初のころから、膝が少し痛かったことを思い出す。 最初のころは下りで痛みが出たが、その後はきつい登りを2時間くらい登ると膝が痛くなるようになっていた。
そんな時の下りでは足を引きずるような状況になり、所要時間は標準タイムの1.5倍、下手をすると登りの時間よりもかかる始末。 バカ尾根の下りを70過ぎのおじいさんに抜かれる不甲斐なさ。根性はあっても痛さには勝てずに2、3歩、歩いては止まる始末。 家に帰っても二階の階段を降りるのに一苦労していた。
色々な本を読んで得た原因は、まずO脚である、そして加齢にくる膝の老化と運動不足による筋力不足、 この二つの事由から下りの歩き方が悪い。その結果膝痛を起こしていたという結論に達した。
そして取組んだのが、筋力アップのため、駅のエスカレータや会社のエレベータは使わない。とにかく階段を使う。 最初は息が切れていたが、そのうち難無く登れるようになる。
そして、O脚対策。O脚は直ぐに直せそうもないので、膝にかかる体重がO脚により膝から足首に伸びる中心線の外側にずれ、 不自然な形体で膝に長時間負荷をかけた状態で歩くことにより膝痛が出ていたと判断。まず、歩く時は膝の準備運動を必ず行うのと、 歩き方を意識的に内股気味にして、足裏の内側を使って外へ蹴り出すように歩く。 これにより膝にかかる過重のベクトルが足首に向けて垂直に真っ直ぐかかるように意識して歩いた。
これが功を奏したのかどうか判らないが、最近は膝痛はほとんど起きていない。しかし、 7時間以上歩いた時はさすがに膝が少し痛くなるが、これは年相応の状況と考えている。 最近広告で見たのだが、膝の軟骨の磨り減ったのを復元するサプリメントも出ているようで、 本当に効果があれば素晴らしいと思う。(軟骨を形勢するなんて不可能ではないだろうか)

1年くらいは膝痛から開放され、すっかり安心していた。しかし、最近また膝痛がでるようになった。出ると言っても前より は楽で、2,3日で痛みは消える(前は2,3週間は痛んだ)。やはり膝痛からは逃れられないのか。
ストックはそれなりに効果はあった。しかし、邪魔である。鎖場やロープ、岩場のときは始末が悪い。最近は万一の場合に 備えてザックの横に付けて携帯はしているが、あまり使っていない。
2回ほど前の山行から膝のサポータを使っている。1回目は要領がわからず強めに締め付けてしまい、膝の後ろの皮膚に食い込み 痛いのと、サポーターをした部分の汗が蒸発せず、濡れたようになるのがいやで、途中で外してしまった(効果は不明)。 前回山行の2回目の時は適当(締め付けがちょうど良かったようだ)に締めて使ったら、7時間の歩行で膝痛が出なかった。 効果が有ったようだ。これから何回か使ってみなければハッキリ分からないが、いい感触を得た。 (購入したのは、プロ社の「スーパープロ ニーラップ(固定指数2)」定価2,600円)



 ■ストック



最近ストックは山行の必須アイテムの一つになりつつあるように思える。多くの人が利用しているが、自分はまだ使っていない。 膝痛が出た時などはいつも試してみようと思うのだが、未だに使っていない。

理由はストック=杖のイメージが強く、見た目での抵抗が大きい。いわゆるカッコ悪いである。あと、本当に効果が得られるのか。
理論的には下りで使えば、自分の体重を膝とストックに分散でき、膝痛に悩む人には最高の道具のように思える。
でも、実際に使っている人を見るとそのような効果が得られているようには見えない。 かえって邪魔なようにさえ見える。木道にもやさしくないのが気になる。

と言っていたが、最近膝に自信がなくなってきたこともあり、ついに前から気になっていた、ストックを購入してみた。 その使い心地は?その効果は?


ストック? ステッキ?
ストック=STOCK(ドイツ語)
ステッキ=STICK(英語)
どちらも同じ意味である。

日本では歴史や語感からストックはスキーのストックを連想し、ステッキはいわゆる杖を連想させる。山行道具としては グリップの形状から、ストックはI型、ステッキはT型を指す場合が多いようだ。
ストックの種類
山用のストックはグリップの形状でI型(スキーのストックのようなもの) とT型(杖のような形状のもの)の2種類に分かれる。数年前はストックといえば、I型が主流であったが、最近はT型も良くみかけ るようになった。

【 I型 】
一般的にアップダウンが少ない長距離や、特に下り時の膝への負担軽減に有効である。1本で使用するよりも、ダブルストックの方が バランスがとりやすい。冬場ではスキーやスノーシューのストックとしても使用でき、用途は広くなる。
【 T型 】
1本を片手に持ち、比較的荷物が軽く、あまりハードでない山行に歩行時のバランスと下降時の膝への負担を軽減する。
全体の長さはT型はグリップの上から手のひらで包み込むように握るので、I型に比べ短くできている。
ゴムキャップは付けるのか?
ストックの先端は、金属の石突きが付いており、ザックに付け電車内や 行動中でも移動時には安全のため必ずゴムキャップをする。
本来、山で使用する時にはこのゴムキャップを外して使用するものであるが、最近は自然保護のためや木道を傷つけないためにも、 ゴムキャップを付けたまま使用する人が増えており、トレンドになっているようだ。
自分もどうしてもという場所以外は、付けたまま使用しいる。
インプレッション
ストックをはじめて下りで使用してみた。使用感は、まず「おっ!、これは 膝への負担が軽減できる。使える。」であった。特に段差の大きい下りや、急坂を下る時には、体を支えるのにも効果があり、そのうえ 膝への負担が減らせる。「もっと早く使っておけばよかった」
ストックを持たない時の下りでは、片足づつ交互に全体重を膝が支えるようにして、山を下っていたが、ストックを使うことにより 降りる先にストックを突き、そちらにある程度体重をかけることにより、膝が吸収していた全体重を分散することができる。特に急坂を 降りるときは威力を発揮する。
反面、下りのスピードはかなり落ちる。また、上半身を結構使うのでそれなりに筋力が必要である。当然のことながら、岩場やクサリ場 など手を使う時には邪魔になる。これらデメリットではないが、使う場所や山容により、使い分けをしたほうが良いようである。
登りでの使用では、かなりキツイ登りや、へばってきた時には、腕で体を押し上げる支点として使うと、それなりに便利である。




 ■カシミール



ご存じの方も多いと思うが、本ホームページでコース表示の5万分の1地形図とコース断面図は、フリーソフト「カシミール」 を使用して作成した。
とても素晴らしいフリーソフトで、インターネットで簡単に入手できる。使用方法がわからない方には、 解説本も出ており、この解説本にはインターネットから取り込まなくても良いように、ソフトが入ったCDも添付されている。

カシーミールロゴ




 ■車中泊



読んで字のごとく、車に泊まること。P泊とも言う。最近は全国各地に道の駅がたくさんでき、P泊には最適な施設だ。
ご存じのように道の駅は24時間出入り自由でトイレや自販機も24時間利用できる。
山に登る時、早朝自宅出発では下山時間が遅くなる場合など、登山口近くの道の駅に前日夜間到着し、P泊してから登っている。 結構利用者も多く、常に数台はP泊している。
そんな便利な道の駅なので、多くの人が利用しており、運が悪いとトラックが一晩中エンジンをかけっぱなしなど という場合もあるので、利用する時はインターネットで施設の詳細が把握できるので、 そのような可能性のある道の駅を避けて利用している(幹線道路に面している、駐車場が広い等)。
道の駅以外では、登山口近くの駐車場や広い空き地が候補になるが、あまり利用しない。 理由は安全性に不安な面があるし、トイレや水場が無い場合が多い。そして最後に、真っ暗な山の中は恐い。 この事が最大の理由だか、逆に人の出入りの多い駐車場も、危ないやからが恐い。 そんな訳でP泊では道の駅を利用している。
P泊にはなんと言ってもワンボックスタイプの車が最適。座席をフルフラットにして寝るわけだが、 フルフラットといってもシートが結構でこぼこしている。自分は、このでこぼこがフラットになるようにお風呂マットをカットし 厚みと大きさをそろえて敷物にして、その上にキャンプ用の一人用マット(幅90cm、長さ2m、厚さ2cm)を敷いて寝る。最高!



 ■地図



昭文社のエアリア(丹沢)を使って赤の実線で表示されているコースを主に歩いている。当初はこの地図だけで十分だった。 なぜなら低山でコース(道標)がしっかりした登山道ばかりを歩いていた。
エアリアは今でも一番使用しているし、便利な地図だ。しばらくしてエアリアでは山の状況がつかめないことに気が付いた。 当たり前な話しだが、何事も経験して判るものだ。山域を平面と捉えた地図であり、表示されたコース以外では使えないと判った。
国土地理院発行の2万5千分の1地形図を入手。ボーイスカウト時代に使った想い出がよみがえってきた。 緯度、経度線を赤で入れて使っていたことを思い出す。訓練で三角点を探すのだ。 三十数年経って使ってみるが、尾根と沢だけの地図読みなんて経験がなく、読めない。
そこで「地図の読み方」小学館平塚晶人著を買い、読んで見ると、地図読みの楽しさがだんだん判ってきて、 地図も少しずつ読めるようになってきた。
いままで正しいと思っていた2万5千図の登山コースが結構いい加減なものであることを発見した(実際は時の経過とともにコース がずれていく)。今は必ずエアリアと2万5千分の1地形図をもって山に入る。






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